国宝大崎八幡宮(宮城県仙台市)
Canon EOS 5D Mark III / EF24-105 F4L IS USM / ISO100
以下案内板より
慶弔12年(1607)に伊達政宗により造営されました。織田信長、豊臣秀吉が築いた安土桃山時代の現在最古の権現(ごんげん)造で、総漆塗、極彩色、飾金具による豪華で流麗な桃山様式の世界が広がります。政宗の志向を表わす、”伊達”な文化を最も代表する建造物です。参道沿いの杉木立が深閑とした雰囲気を漂わせる八幡宮は、現在も初詣や松焚祭(どんと祭)、七五三のお祝などで多くの市民に親しまれています。社殿は明治36年(1903)に国宝に指定されました。
伊達政宗公所縁の神社ということで何時かはと思っていましたが、やっと念願がかないました。
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国道48号線に面しているでっかい「一之鳥居」が大崎八幡宮の正面玄関です。
その大きさがうまくお伝え出来ないのですが、鳥居に付いている篇額は畳4畳分で、よ~く見ると八の文字が向かい合う親子の鳩になっているのが可愛いです。
Canon EOS 5D Mark III / EF24-105 F4L IS USM / ISO100
一之鳥居をくぐると石の「二之鳥居」があります。
この鳥居は四代藩主の伊達綱村が寄進し、1668年(寛文8)に建てられたとされる鳥居とのことで、宮城県の有形文化財に指定されています。
鳥居の石材として選ばれたのは、オーソドックスだけれども耐久性の高い花崗岩(=みかげ石)。それも北上山地(岩手県一関市)から運ばれた物だそうです。
Canon EOS 5D Mark III / EF24-105 F4L IS USM / ISO200
二之鳥居をくぐると小さな石造りの橋を渡ります。
下を流れるのは土木学会選奨土木遺産に認定された「四ツ谷用水」です。伊達政宗公の命により城下町に整備され、昭和の時代まで使われた用水路です。
以下案内板より
四ツ谷用水は伊達政宗公の命により江戸時代に整備された用水です。広瀬川上流の堰で取水し、縦横にめぐらせた水路で城下町を潤し、防火用水・生活用水・農業用水などとして利用されました。
広瀬川の河岸段丘の地形を巧みに利用し、自然流化の水路配置と地下水の涵養を行い、杜の都仙台の水環境を支えた点が評価され、平成28年度に土木学会推奨土木遺産に認定されました。
平成29年 3月 仙台市
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四ツ谷用水掘りに架かる石橋を渡って緑に囲まれた98段の石段を一気に登ります。
・・・休みながら登りました。
Canon EOS 5D Mark III / EF24-105 F4L IS USM / ISO100
ぜーぜーはーはーしながら石段を登り切ると「三之鳥居」があります。
この鳥居をくぐって参道を奥まで進めば本殿があります。
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右側に石の台座に乗った「石絵馬」があります。
何で?事と経緯は案内板より
石絵馬
大正十四年、元寺小路在住の吉田つぎ氏(現聖和学園創始者)により神馬の銅像を奉納されたが、先の大戦での金属供出により撤去に遭い台座のみであった。昭和三十年四月、皇太子殿下(現今上陛下)御成婚の記念事業として神馬の姿を刻した碑を建立したもので、「石絵馬」と呼ばれている。この碑は永く長床前にあったが、社殿保存修理事業の計画に伴い、平成十一年に現在地に移設された。
Canon EOS 5D Mark III / EF24-105 F4L IS USM / ISO200
「手水舎」で身を清めていよいよ本殿に向かいます。
つづく