くまくまふぁいんだー

いつまでも超アマチュアカメラマンのBlog

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館6(岐阜県各務原市)

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO160

つづきです。

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高いところにエンジンが4発どーんと乗っているのが低騒音STOL実験機「飛鳥」 。

写真では左が切れていますが、機首に装着された赤白の長いプローブとずんぐりした機体がちょうどカジキのようです。

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO250

もともと高翼配置のC-1輸送機をベース開発され、更にその上にエンジンが載っているので、やたらと高さがあるみたいに感じるけど、実際はT字尾翼の高さがあるのでほぼ同じ10mです。

ja.wikipedia.org

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO640

日本初の低騒音ターボファンエンジン「FJR710 / 600S」。

推力5,000kgを目指して研究開発されたエンジンです。このエンジンの成功により国際共同開発エンジン「V2500」への日本参加につながりました。

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO200

機体の左後部には、JAXA航空技術部門の前身である「航空技術研究所(NAL)」の文字。

逞しい主脚が専用のバルジから下りている様子がよくわかります。

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO200

機体の右後部には「科学技術庁」の文字。現在の文部科学省ですね。

尾翼にはNALのロゴも見えます。

エンジンからの排気が主翼の上面を流れて、更にフラップで下向きに流れると大きな揚力が生まれるということらしいです。

つづく。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館5(岐阜県各務原市)

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO100

つづきです。

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【A3 戦後日本の航空機開発】のエリアです。

カラーリングの違う「T-2」が2機ならんでいます。

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO160

白いほうの機体は「T-2 CCV」です。

この「29-5103」はCCV(Control Configured Vehicle=運動能力向上機)研究機で、通常のT-2前期型の機体を改造したものです。特徴がわかる写真をと上からパチリ。

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO200

主翼前とお腹に取り付けられた「カナード翼」が3枚見えます。

実験機とは言え、カナードがえげつない程カッコイイですね。

政治的な問題から「FS-X」開発が日本単独開発から日米共同開発となって、最終的にF-16を改造開発した機体となった「平成の零戦」ことF-2にはカナードが付かなかったので見ることが出来て良かったです。

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 Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO320

こちらはご存知2代目ブルーインパルスの保存機「19-5103」。

T-2ブルーはこれで3機目ですね。kuma-photo.hateblo.jp

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO160

屋内での保存機はこれが初めてですが、この輝きは屋外展示されていた2機とは比べ物にならないくらいピカピカにお手入れされていて今にも動きだしそうですね。

日本の空に映えるキレイなブルーでした。

つづく。

 

 

 

 

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館4(岐阜県各務原市)

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO2500

つづきです。

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 もう少し【A2 戦前・戦中の航空機開発】エリアから。

この大きなエンジンはアメリカ本土爆撃を目論んだ大型爆撃機「キ91」用に開発された日本初の空冷18気筒エンジンです。輝く冷却フィンがキレイです。

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Canon EOS 5D Mark III / EF17-40 F4L USM / ISO2500

三菱「ハ42」というエンジン。2,500馬力前後の大パワーを目指しただけあって、大きな過給機や見た目のボリュームも栄などの1,000馬力級とは桁が違いますね。

三菱では、これをも超える「ハ50」という超大型戦略爆撃機富嶽」用として、3,000馬力級エンジンも開発はされていました。 

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過去に大和ミュージアムで栄三一型を見たことがありました。

日本のエンジン開発は進まず、日本が1,000馬力級のエンジンでの限界性能を追及しているときに、アメリカでは既に2,000馬力級の高出力エンジンで余裕を持って戦っていました。

開戦序盤では優勢だった航空戦力も、中盤以降は次第に劣勢となりました。

戦闘機ではアメリカの新鋭機や戦局に合わせた火力と防御の強化が重量増加の原因となり、エンジン出力で劣る日本は我慢の戦いとなりました。

やがて、2,000馬力級の「ハ45(誉)」が開発され、やっと対等に渡り合える「紫電改」や「四式戦闘機」が誕生したころには既に勝敗は決していました。

大型の爆撃機に於いても同じで、既にアメリカはB-29等で高高度を飛行して日本本土に迫っているときに、当時の日本の基礎工業力では高高度を飛行するための過給機を備えた大出力のエンジンも与圧キャビンも技術が無くて、大型機のアイデアはあっても形にすることはついに出来なかったんですね。

つづく。